| 店舗名 | Rock oN Line 楽天市場店 |
|---|---|
| 価格 | 29,700円(税込) |
| 送料 | 送料無料 |
- TotalMix FX対応のリモートコントロールの便利な使い方がわかる
- 複数インターフェイスの同時操作やスタンドアローンモードの特徴を理解できる
- 接続方法やカスタマイズのポイント、長所や注意点を詳しく知れる
ARC USBとは?基本機能と特徴を詳しく解説
ARC USBは、TotalMix FX対応のRMEオーディオインターフェイス用に設計されたリモートコントロールです。スタジオでの作業効率をぐっと上げるために、頻繁に使う操作やコマンドにワンタッチでアクセスできるようになっています。このリモコンを使うことで、パソコンの画面をいちいち操作せずに、物理的なボタンやホイールでミキシングや音量調整が可能になるのが最大の魅力です。
本体はコンパクトながら15個のボタンとロータリーエンコーダー(ホイール)を備え、それぞれに36以上のコマンドを割り当てられます。出荷時にはTotalMix FXでよく使う機能がプリセットされているので、すぐに使い始められます。さらに、ボタンの機能は自由にカスタマイズできるため、自分のワークフローに合わせて最適化できるのも嬉しいポイントです。
USB1.1のバスパワー駆動で、WindowsやMac OS Xにネイティブ対応。接続も簡単で、パソコンに差し込むだけで自動的に認識されます。複数のRMEインターフェイスを同時にコントロールできるので、複数機材を使う環境でもスムーズに操作が行えます。
また、Fireface UFX+やUFX IIでは、コンピューターを介さずに本体に直接接続して使うスタンドアローンモードも搭載。これにより、パソコンなしでもリモコン操作が可能になり、ライブや録音現場での柔軟な対応が可能です。
このように、ARC USBはスタジオ作業を効率化し、より快適な音作りをサポートする強力なパートナーと言えるでしょう。
対応機種と互換性の幅広さについて
ARC USBはTotalMix FX搭載のRMEオーディオインターフェイスなら幅広く対応しています。対応機種は2001年発売の製品まで遡り、現在発売されているほぼすべてのTotalMix FX対応機種で使えます。具体的には以下のような製品が対象です。
- Multifaceシリーズ(Multiface、Multiface II、Digiface、RPMなど)
- HDSPシリーズ(9652、9632、AES-32、MADI、MADIface)
- HDSPeシリーズ(RayDAT、MADI、MADI FX)
- Firefaceシリーズ(400、800、802、UC、UCX、UFX、UFX+、UFX II)
- Babyfaceシリーズ(Babyface、Babyface Pro、MADIface Pro、MADIface USB)
ただし、DIGI32シリーズやDIGI96シリーズ、DIGI9632/9652はサポート対象外なので注意が必要です。
さらに、PCI、PCIe、Cardbus、ExpressCard接続の製品にも対応しているため、古い機材を使っている方でも安心して導入できます。USB1.1対応なので、低スペックのパソコンでも安定して動作するのも大きなメリットです。
このように、ARC USBは幅広い機種に対応しているため、既存の環境を変えずに使えるのが嬉しいポイントです。複数のインターフェイスを同時にコントロールできるので、複数台の機材を使うスタジオでも活躍します。
使いたい機種が対応しているかどうかは、RMEの公式サイトや製品マニュアルで確認しておくと安心です。
接続方法と安定した長距離USB延長のコツ
ARC USBはUSB1.1対応のバスパワー駆動デバイスで、接続はとてもシンプルです。パソコンのUSBポートに差し込むだけで認識され、ドライバーのインストールも不要。WindowsやMac OS Xでネイティブに動作します。
ここで注目したいのが、20メートル以上の長距離USB延長が可能な点です。通常、USB2.0の長尺ケーブルや安価な延長ケーブルではバスパワーの供給が不安定になりやすいですが、ARC USBは消費電力が非常に低いため、長いケーブルでも問題なく動作します。
もし20メートル以上の延長が必要な場合は、アクティブUSB2ケーブル(エクステンションやリピーターケーブル)を使うのがおすすめです。これにより、信号の劣化を防ぎつつ安定した接続が可能になります。
また、USB1.1対応なので、古いパソコンや低スペックマシンでも安定稼働するのが嬉しいところ。スタジオの広いスペースや複数機材を離して配置したい場合にも安心して使えます。
接続時のポイントとしては以下の通りです。
- USBポートは直接パソコン本体のものを使う(USBハブは避ける)
- 長距離の場合はアクティブUSBケーブルを利用する
- バスパワー供給が安定しているか確認する
これらを守ることで、ストレスなくARC USBの操作を楽しめます。
TotalMix FXとの連携とカスタマイズの自由度
ARC USBの最大の魅力は、TotalMix FXとの強力な連携にあります。TotalMix FXはRMEのオーディオインターフェイスに付属するミキサーソフトで、複雑なルーティングやミキシングを直感的に操作できる優れたツールです。
ARC USBは15個のボタンに36以上のコマンドを割り当て可能で、出荷時には頻繁に使うスナップショットの呼び出しやボリューム調整、モノラル切り替え、トークバックなどがプリセットされています。これにより、パソコン画面を見なくても快適に操作できるのが嬉しいポイントです。
さらにTotalMix FX上で、各ボタンの機能を自由にカスタマイズ可能。プッシュ、トグル、オン/オフなどの動作モードも設定できるので、自分の使い方に合わせて最適化できます。ロータリーエンコーダーはゲインやボリューム調整に使え、細かい音量操作もストレスなく行えます。
また、複数のコマンドを同時に実行することも可能で、例えばヘッドフォンのサブミックスを切り替えつつそのボリュームを同時に調整するなど、複雑な操作もワンタッチで行えます。
この自由度の高さは、スタジオワークの効率化に直結します。自分だけの操作環境を作り上げて、よりクリエイティブな作業に集中できるのが魅力です。
複数インターフェイスの同時コントロールと切り替えの便利さ
スタジオで複数のRMEオーディオインターフェイスを使っている場合、ARC USBはそれらを同時にコントロールできるのが大きな強みです。TotalMix FXのARC & Key Commandsダイアログで各インターフェイスの設定を行うだけで、切り替え操作なしにボタンやホイールがそれぞれの機器を操作します。
これにより、いちいち操作対象を選ぶ手間が省け、作業の流れが止まらないのが嬉しいポイントです。たとえば、レコーディング用のインターフェイスとミキシング用のインターフェイスを同時に使う際も、ARC USBひとつで両方をスムーズに操作できます。
複数機材を扱うプロの現場では、この機能が作業効率を大幅にアップさせるでしょう。もちろん、対応機種の範囲内であれば、古いモデルも含めて一括管理できるのは大きなメリットです。
この機能を活用すれば、スタジオの複雑な音響環境もシンプルにコントロールでき、ストレスフリーな作業環境が実現します。
スタンドアローンモードの使い方とメリット
Fireface UFX+およびUFX IIに限り、ARC USBはスタンドアローンモードでの使用が可能です。これは、パソコンを介さずにインターフェイス本体に直接接続して操作できるモードで、特にライブやパフォーマンスの現場で重宝します。
スタンドアローンモードでは、ARC USBのボタンにプリセットされたキーコマンドが使え、以下のような操作が可能です。
| ボタン列 | 機能例 |
|---|---|
| 1列目 | Setup 1〜4 |
| 2列目 | Setup 5〜6 |
| 3列目 | MONO、ヘッドフォン1・2のボリューム、DIM |
| 最下段 | 録音、再生/ポーズ、停止 |
製品にはスタンドアローン用のシールも同梱されているため、ボタンの機能をすぐに把握できます。パソコンを持ち込めない環境や、シンプルに操作したいときにぴったりです。
このモードを使うことで、機材の持ち運びや現場作業の自由度が格段に上がります。パフォーマンス中の操作も直感的で、安心して使えます。

これなら現場でも迷わず操作できそうだね
フットスイッチ接続と操作の幅を広げるポイント
ARC USBは本体右側に1/4インチTSジャックを備えており、標準的なフットスイッチ(スイッチペダル)を接続可能です。これにより、手を使わずに操作したいときや、パフォーマンス中に足でコントロールしたい場合に役立ちます。
フットスイッチは15個のボタンと同様にTotalMix FXのARC & Key Commands Settingsで機能を割り当てられます。例えば、録音開始やミュート切り替えなど、よく使うコマンドを足元で操作できるので、作業効率がさらにアップします。
ただし、サスティンペダルなどの複雑なペダルは非対応なので、単純なオン/オフスイッチタイプのペダルを用意しましょう。
フットスイッチを活用すれば、両手がふさがっている状況でも操作が可能になり、スタジオやライブでの利便性が格段に向上します。

足で操作できるなんて、すごく便利だね
よくある質問(FAQ)コーナー
Q1: ARC USBはどのOSで使えますか?
WindowsとMac OS Xの両方にネイティブ対応しています。特別なドライバーは不要で、USBに接続するだけで使用可能です。
Q2: 複数のインターフェイスを同時に操作できますか?
はい、TotalMix FXの設定で各インターフェイスに機能を割り当てることで、切り替えなしに同時操作が可能です。
Q3: スタンドアローンモードはどの機種で使えますか?
Fireface UFX+とUFX IIでのみ対応しています。これらの機種に直接接続して使用できます。
Q4: フットスイッチはどのようなものが使えますか?
オン/オフスイッチタイプの標準的なフットスイッチが使用可能です。サスティンペダルは非対応です。
Q5: 長いUSBケーブルは使えますか?
USB1.1対応で消費電力が低いため、長尺のUSBケーブルも問題なく使えます。20メートル以上の場合はアクティブUSBケーブルの使用がおすすめです。
まとめ:スタジオ作業を快適にするリモートコントロールの決定版
ARC USBはTotalMix FX対応のRMEオーディオインターフェイスを使う方にとって、作業効率を大幅にアップさせる強力なリモートコントロールです。コンパクトなボディに多彩なボタンとホイールを搭載し、頻繁に使う操作を直感的に行えます。
幅広い機種に対応し、複数インターフェイスの同時操作やスタンドアローンモードも備えているため、様々な環境で活躍します。USB1.1のバスパワー駆動で長距離接続も安定しており、低スペックマシンでも安心して使えます。
さらに、TotalMix FXとの連携でボタンの機能を自由にカスタマイズでき、フットスイッチも接続可能。自分のスタイルに合わせて操作環境を作り上げられます。
スタジオでのミキシングや録音作業をもっと快適にしたい方には、ぜひ検討してほしい製品です。


