防音・防振用ピアノインシュレータ ピアキャッチ茶色

店舗名	楽器のことならメリーネット
価格	7,981円（税込）
送料	送料別

ピアノインシュレータとは何か？基本的な役割と仕組みを解説

ピアノを設置する際に欠かせないアイテムの一つが「インシュレータ」です。特にアップライトピアノの下に設置することで、床への振動や音の伝わり方をコントロールし、快適な演奏環境を作り出します。インシュレータは、ピアノのキャスターと床の間に置く受け皿のようなもので、主に防振・防音効果を目的としています。

一般的にピアノ購入時に付属しているインシュレータは、薄いプラスチック製のお皿タイプが多く、これは最低限の床保護を目的としています。しかし、これだけでは振動や音の伝達を十分に抑えられず、特にマンションや集合住宅の階下への配慮が必要な場合には、より高性能なインシュレータが求められます。

インシュレータの素材は主に特殊強化ゴムと鉄板で構成されており、これにより振動を効果的に吸収し、床へのダメージを軽減します。底面には特殊なジュータン素材が貼られており、フローリングのキズ防止にも役立ちます。サイズは直径約15cm、高さ約5cmで、アップライトピアノ1台分として4個セットで使用します。

また、インシュレータはピアノのキャスターの形状やサイズに合わせて選ぶ必要があります。特に海外製のピアノは底板が厚くキャスターが小さい場合があり、インシュレータと干渉してピアノが水平に設置できないこともあります。こうした点は購入前にしっかり確認することが重要です。

• インシュレータは振動を床に伝えにくくする
• 床のキズやへこみを防止する
• 音質の向上にも寄与する場合がある

このように、インシュレータは単なる受け皿以上の役割を持っており、ピアノの設置環境を大きく左右します。正しい選択と設置が、快適な演奏環境づくりの第一歩となるのです。

防音・防振効果が高いインシュレータの特徴とは？

ピアノの振動や音が床に伝わることで、階下や隣室への音漏れが気になることがあります。そこで重要になるのが防音・防振効果の高いインシュレータの選択です。良質なインシュレータは、ピアノのキャスターから伝わる振動をしっかりと抑え、不要な共振を減らすことで音質の向上にもつながります。

防音・防振効果の高いインシュレータの主な特徴は以下の通りです。

• 特殊強化ゴム素材を使用し、振動を効果的に吸収
• 底面にジュータン素材を張り、床のキズ防止と滑り止め効果を発揮
• キャスター受けが深く設計されており、ピアノの安定性を確保
• 床面にゴムの色が移らないため、見た目も清潔に保てる

これらの特徴により、振動が床に伝わるのを抑えつつ、ピアノの設置面をしっかり保護できます。特にフローリングの住宅では、床の傷や凹みを防ぐことが非常に重要です。防振効果が高いインシュレータを使うことで、ピアノの音がクリアに響き、演奏の質も向上することが期待できます。

また、インシュレータは設置場所によっても効果が異なります。例えば、畳の間や毛足の長い絨毯の上では、敷板と組み合わせて使用することが推奨されており、これにより振動の伝達をさらに抑えることが可能です。

防音・防振効果の高いインシュレータは、ピアノ演奏を楽しむ方だけでなく、周囲の住環境を大切にする方にもおすすめのアイテムです。

インシュレータの種類と用途別の選び方

市場には様々なタイプのピアノインシュレータが存在し、それぞれに特徴や適した用途があります。ここでは代表的なインシュレータの種類と、用途に応じた選び方を詳しく解説します。

まず、主にフローリングで使われるインシュレータには以下の種類があります。

• ピアキャッチ：防振効果が高く、振動を床に伝えにくい。底面に特殊カーペット素材を使用し、床のキズ防止にも優れる。
• セーフティーインシュ：防振効果が高く、床にゴムが付着しにくい特殊ゴム底を採用。前輪を固定し、ピアノの倒れにくさも考慮。
• フトーゴムD：軟らかいゴム底で振動を伝えにくいが、防振効果はやや控えめ。前輪固定で倒れにくい設計。
• ニュースーパーインシュ：耐震効果が高いが、防振（防音）効果は薄い。後輪のアクリル板を定期的に交換する必要がある。

また、畳や厚手の絨毯の上にピアノを設置する場合は、インシュレータだけでなく敷板の使用が推奨されます。敷板はキャスターの脱輪を防ぎ、耐震効果を高める役割があります。代表的な敷板には以下のものがあります。

• あんしんくん：キャスターが脱輪しにくい構造。防振効果はないが、耐震に優れる。
• ニューキャストップ：前輪固定で倒れにくく、地震時にピアノを後方へ倒す仕組み。防振効果はない。

用途に応じて適切なインシュレータと敷板を組み合わせることで、ピアノの振動や音の問題を効果的に軽減できます。特に防振と耐震の両方を重視する場合は、複数の製品を比較検討することが大切です。

製品名	防音・防振効果	耐震効果	特徴
ピアキャッチ	◎	△	防振効果が高く、床のキズ防止に優れる
セーフティーインシュ	◎	○	床にゴムが付きにくく、前輪固定で倒れにくい
フトーゴムD	○	◎	軟らかいゴム底で振動を伝えにくい
ニュースーパーインシュ	△	◎	耐震効果が高いが防振効果は薄い

このように、インシュレータ選びはピアノの設置環境や求める効果に合わせて行うことが重要です。

設置場所別の防振・防音対策のポイント

ピアノの設置場所によって、防振や防音の対策方法は異なります。ここでは代表的な設置場所ごとのポイントを詳しく解説します。

フローリングの場合

フローリングは硬くて振動が伝わりやすいため、防振効果の高いインシュレータを選ぶことが大切です。特殊ゴムやジュータン素材の底面があるタイプが床のキズ防止にも効果的です。また、床にゴムの色が付かない仕様のものを選ぶと見た目もきれいに保てます。

畳の間の場合

畳は柔らかいため、ピアノのキャスターが沈み込みやすく、安定性が低下します。このため、インシュレータだけでなく敷板を併用することが推奨されます。敷板はキャスターの脱輪を防ぎ、ピアノの水平設置を助けます。耐震効果も期待できるため、地震対策としても有効です。

毛足の長い絨毯の場合

絨毯は厚みがありキャスターが沈み込みやすいため、こちらも敷板の使用が望ましいです。敷板を敷くことで、ピアノの安定性が向上し、振動の伝達も抑えられます。特に防振効果のあるインシュレータと組み合わせると効果的です。

設置場所によっては、インシュレータの種類や敷板の有無で大きく効果が変わるため、設置環境をよく把握してから選ぶことが重要です。

• フローリングは防振効果重視のインシュレータを
• 畳や厚手絨毯は敷板との併用がおすすめ
• 設置場所の床材に合わせて適切な製品を選ぶ

自分で設置する際の注意点と便利な器具の紹介

ピアノのインシュレータ設置は基本的に専門の運送業者に依頼することが推奨されていますが、どうしても自分で設置したい方もいらっしゃいます。ここでは、自分で設置する際の注意点と便利な器具について説明します。

まず、ピアノは重量が約200kgほどあり、持ち上げたり移動させたりするのは非常に危険です。無理をすると怪我やピアノ本体の破損につながる恐れがあります。作業は必ず複数人で行い、十分に安全に配慮してください。

当店では、インシュレータ購入時に限り、ピアノ専用ジャッキ「パイプリフター」のレンタルを行っています。このジャッキを使うと、女性一人でもアップライトピアノを持ち上げやすくなり、設置作業がスムーズに進みます。

レンタル期間はインシュレータ到着から約1週間で、注文時にジャッキを一緒にカートに入れて購入する形です。なお、グランドピアノには対応していませんのでご注意ください。

設置時の注意点としては、持ち上げたピアノは不安定になるため、必ず複数人で支えながら作業を行うこと、また安全確認を徹底することが挙げられます。事故防止のため、作業は慎重に行いましょう。

自分で設置する場合は、以下のポイントを守ることが大切です。

• 必ず複数人で作業を行う
• 専用ジャッキを活用して持ち上げる
• 安全第一で無理をしない
• 設置後はピアノの水平を確認する

インシュレータの価格とコストパフォーマンスについて

ピアノインシュレータは価格帯が幅広く、品質や機能によって大きく異なります。今回ご紹介するインシュレータは、アップライトピアノ用4個セットで7,981円という価格設定です。これは一般的な楽器店で販売されている同等品の半値以下にあたります。

この価格を実現している理由は、問屋を介さずメーカーから直接大量仕入れを行っているためです。そのため、品質は大手ピアノ付属品メーカーの製品と同等でありながら、非常に手頃な価格で提供されています。

コストパフォーマンスの高いインシュレータを選ぶ際には、以下のポイントをチェックしましょう。

• 防振・防音効果の高さ：振動吸収性能が優れているか
• 耐久性：長期間使用しても劣化しにくい素材か
• 床への影響：床を傷つけない設計か
• 設置のしやすさ：キャスターに適合し、安定して設置できるか

今回の製品はこれらの条件を満たしており、かつ価格も抑えられているため、初めてインシュレータを購入される方や買い替えを検討している方におすすめです。

よくある質問（FAQ）

ここでは、ピアノインシュレータに関してよく寄せられる質問とその回答をまとめました。購入前の疑問解消にお役立てください。

質問	回答
Q. キャスターのないピアノにも使えますか？	A. いいえ、キャスターのないピアノには使用できません。
Q. ダブルキャスターのピアノに使えますか？	A. ダブルキャスターには対応していませんのでご注意ください。
Q. 海外製のピアノでも使えますか？	A. 底板の厚みやキャスターのサイズによっては干渉し、平行に設置できない場合があります。返品は受け付けておりませんので、事前にご確認ください。
Q. 自分で設置しても大丈夫ですか？	A. 基本的には専門業者による設置を推奨していますが、専用ジャッキのレンタルもあります。安全に十分注意して作業してください。
Q. 床にゴムの色が移ることはありますか？	A. 本製品は床にゴムの色が移らない仕様になっていますので安心です。

まとめ：ピアノの防音・防振対策に最適なインシュレータ選び

ピアノの設置において、防音・防振対策は快適な演奏環境を作る上で非常に重要です。今回ご紹介したインシュレータは、特殊強化ゴムと鉄板を組み合わせた高い防振性能を持ち、床のキズ防止にも優れています。アップライトピアノ用の4個セットで手頃な価格ながら、信頼のメーカー製品である点も魅力です。

設置場所に応じて敷板との併用も検討し、ピアノのキャスター形状やサイズを事前に確認することが失敗しないポイントです。また、自分で設置する場合は安全第一で作業し、専用ジャッキの活用もおすすめします。

防音・防振効果の高いインシュレータを選ぶことで、ピアノの音質を損なわずに周囲への配慮もでき、より快適な音楽ライフを楽しめるでしょう。