ヤマハBB434 TBの高性能エレキベース解説

店舗名	chuya-online チューヤオンライン
価格	60,060円（税込）
送料	送料無料

ヤマハエレキベースの基本構造と素材の特徴

エレキベース選びでまず気になるのは、その基本構造や使われている素材です。このモデルは、アルダーボディを採用しており、軽量ながらも豊かな鳴りを実現しています。アルダー材はバランスの良い音質が特徴で、幅広いジャンルに対応できる万能なボディ材として知られています。

さらに、ネックは5ピース構造で、メイプルとマホガニーを組み合わせています。これにより強度が高まり、反りにくく安定した演奏が可能です。ネックの剛性が高いと、演奏中の音の安定感も増すため、長時間の使用でも安心感があります。

指板にはローズウッドが使われており、滑らかなタッチ感と暖かみのある音色を生み出します。指板アールは250Rとやや丸みを帯びているため、フィンガリングがしやすく、初心者から上級者まで幅広いプレイヤーに適しています。

このベースのスケールは863.6mmで、一般的なロングスケールのエレキベースと同等です。ロングスケールは低音の伸びや深みを出しやすく、しっかりとした音の芯を感じられます。

このように、素材と構造のバランスが非常に良いことが、このベースの大きな魅力の一つです。

• アルダーボディで軽量かつ豊かな響き
• 5ピースネックで高い剛性と安定性
• ローズウッド指板で滑らかな弾き心地
• ロングスケールで深みのある低音

マイターボルティング方式のネックジョイントの魅力

このモデルの大きな特徴として挙げられるのが、マイターボルティング方式のネックジョイントです。通常のボルトオンネックとは異なり、ネックとボディの接合部分を斜めにカットして強固に固定する方法で、これによりボディとネックが一体となったような強力な鳴りを実現しています。

この方式のメリットは、音の伝達効率が非常に高いことです。ネックからボディへ振動がスムーズに伝わるため、サステイン（音の伸び）が長く、音の輪郭もはっきりとします。特に低音域の響きが豊かになるため、ベースの存在感をしっかりと引き出せるのです。

また、演奏性の面でも優れており、ネックの剛性が増すことでチューニングの安定性も向上します。ライブやレコーディングなど、長時間の使用でも安心して演奏に集中できるのは嬉しいポイントです。

さらに、マイターボルティング方式はメンテナンス性にも優れており、ネックの調整や交換が比較的簡単に行える点も見逃せません。これにより、長く愛用したいプレイヤーにとっては大きなメリットとなります。

このように、マイターボルティング方式は音質と演奏性の両方を高める重要な技術です。

• 強力な鳴りとサステインの向上
• チューニングの安定性が高まる
• メンテナンスがしやすい構造
• ボディとネックの一体感が増す

コンバーチブルタイプブリッジの特徴と使い勝手

ブリッジはエレキベースの音質や演奏感に大きく影響するパーツです。このモデルでは、伝統的なBBシリーズのコンバーチブルタイプブリッジを採用しています。これは、ビンテージスタイルのプレイング感と現代的な機能性を両立させた設計です。

コンバーチブルタイプブリッジは、スチールプレートとスチールサドルを組み合わせており、耐久性と音の明瞭さを両立しています。サドル部分は個別に高さ調整が可能で、弦高の微調整がしやすいのも特徴です。

また、弦の交換も簡単に行える構造になっているため、ライブ前や練習中に素早く対応できるのが嬉しいポイントです。弦の張り替えが苦手な方でもストレスなく扱えます。

さらに、このブリッジは弦の振動をしっかりとボディに伝えるため、音の明瞭さやレスポンスが向上します。これにより、細かなニュアンスも表現しやすく、演奏の幅が広がることでしょう。

コンバーチブルタイプブリッジは、演奏の快適さと音質の両面で優れた役割を果たしています。

• 耐久性の高いスチールプレート＆サドル
• 弦高の細かい調整が可能
• 弦交換が簡単で扱いやすい
• 音の明瞭さとレスポンスが良い

ピックアップとコントロールの詳細解説

このベースには、YGD V5 P/Jタイプのピックアップが搭載されています。アルニコVマグネットを使用したこのピックアップは、フロントにプレシジョンタイプ、リアにジャズタイプを配置したコンビネーションで、幅広い音作りが可能です。

プレシジョンタイプは太くてパンチのある低音が特徴で、ジャズタイプは明るくてクリアな中高音域を担当します。これらを組み合わせることで、ジャンルを問わず多彩なサウンドメイクが楽しめます。

コントロールは、フロントピックアップボリューム、リアピックアップボリューム、そしてマスタートーンのシンプルな3つのノブで構成されています。これにより、直感的に音量バランスやトーンの調整ができ、ライブやレコーディングの現場でも素早く対応可能です。

特に、ピックアップごとのボリューム調整ができる点は、音作りの自由度を大きく広げてくれます。例えば、フロントを強調してウォームな音にしたり、リアをメインにしてシャープな音にしたりと、好みや曲調に合わせて自在に変化させられます。

このピックアップとコントロールの組み合わせは、初心者からプロまで幅広く満足できる設計となっています。

• アルニコVマグネット搭載の高品質ピックアップ
• プレシジョン＋ジャズタイプのコンビネーション
• フロント・リア別々にボリューム調整可能
• シンプルで使いやすいマスタートーン

軽量ペグとボディバランスの工夫

演奏時の快適さを左右する重要な要素の一つが、ペグの重量とボディバランスです。このベースは軽量ペグを採用しており、ヘッド側の重さを軽減することで全体のバランスが良くなっています。

バランスが良いと、長時間の演奏でも肩や腕への負担が少なく、疲れにくいのが大きなメリットです。特に立って演奏するライブシーンでは、この点がパフォーマンスの質に直結します。

また、軽量ペグはチューニングの微調整がしやすく、安定性も高いのが特徴です。ペグの操作感が軽いと、細かなチューニング調整をストレスなく行えます。

ボディの重量配分も最適化されており、ネック側に偏りすぎず、全体としてしっかりとしたホールド感があります。これにより、演奏中の動きもスムーズでストレスフリーです。

この軽量ペグとバランス設計によって、演奏の快適さがぐっとアップしています。

• 軽量ペグでヘッドの重さを軽減
• 長時間演奏でも疲れにくいバランス
• チューニングの微調整が楽にできる
• 全体のホールド感が良く演奏しやすい

価格帯とコストパフォーマンスの評価

このモデルの価格は60,060円と、プロ仕様の高性能ベースとしては非常に魅力的な価格帯に位置しています。価格だけ見ると決して安くはありませんが、素材や構造、音質、演奏性のバランスを考えると、十分に納得できるコストパフォーマンスと言えるでしょう。

特に、5ピースネックやマイターボルティング方式のネックジョイント、コンバーチブルタイプブリッジなど、こだわりのパーツが多数使われている点は、価格以上の価値を感じさせます。

また、楽器店大賞2023を受賞していることからも、多くの専門家やユーザーから高い評価を得ていることが伺えます。信頼性や品質の高さは、長く使い続けるうえで重要なポイントです。

初心者から中級者、さらにはプロのサブ機としても活躍できるモデルであり、音楽活動の幅を広げたい方におすすめです。

• 60,000円前後で手に入る高品質モデル
• こだわりのパーツで音質と演奏性を両立
• 楽器店大賞受賞の信頼感
• 幅広いレベルのプレイヤーに対応可能

よくある質問（FAQ）コーナー

エレキベース選びで気になるポイントをまとめてみました。購入前の参考にしてください。

質問	回答
初心者でも扱いやすいですか？	はい、指板のアールやネックの設計が弾きやすく、初心者にもおすすめです。
重さはどのくらいですか？	正確な重量は公表されていませんが、軽量ペグとアルダーボディで比較的軽めに仕上がっています。
メンテナンスは難しいですか？	マイターボルティング方式でメンテナンス性も良く、初心者でも扱いやすい設計です。
どんなジャンルに向いていますか？	幅広いジャンルに対応可能で、特にロックやジャズ、ポップスに適しています。
カラーは他にありますか？	このモデルはティールブルーのみの展開となっています。

まとめ：高性能と使いやすさを両立したエレキベース

今回紹介したベースは、ヤマハならではの技術とこだわりが詰まったモデルです。マイターボルティング方式のネックジョイントや5ピースネック構造、コンバーチブルタイプブリッジなど、細部にわたる工夫が音質と演奏性を高めています。

軽量ペグによるバランスの良さも加わり、長時間の演奏でも疲れにくい設計が嬉しいポイントです。価格も60,000円台と手が届きやすく、初心者からプロまで幅広い層におすすめできる内容となっています。

音の豊かさや演奏のしやすさを重視する方にとって、非常に魅力的な選択肢となるでしょう。ぜひ実際に手に取って、その良さを体感してみてください。