床補強ボード用インシュレータ ピアキャッチ・プラスをレビュー

店舗名	楽器のことならメリーネット
価格	7,200円（税込）
送料	送料別

床補強ボード用インシュレータ「ピアキャッチ・プラス」とは？

アップライトピアノの設置環境が多様化している中で、床補強ボードと組み合わせて使えるインシュレータが求められています。そこで注目されているのが、床補強ボード用に特化したインシュレータ「ピアキャッチ・プラス」です。これは、従来のピアキャッチの特徴を引き継ぎつつ、床補強ボードの上に設置しても滑りにくく、耐震性能を高めた製品となっています。

ピアキャッチ・プラスは、特殊強化ゴムと鉄板を素材に使用し、底面には滑り止め素材のAK-TAPEが施されているため、床補強ボードの上でもしっかりとピアノを支えます。これにより、地震などの揺れでインシュレータが滑り落ちてピアノが傾いたり倒れたりするリスクを軽減しています。

また、ピアキャッチ・プラスはアップライトピアノのキャスター4つ分がセットになっており、ピアノの安定性を確保しながら、床への振動伝達を抑制する効果も期待できます。特に、床補強ボードと併用することで、耐震対策としての役割を果たす点が大きな特徴です。

この製品は、ピアノ付属品メーカーの大手であるイトマサが製造しており、信頼性の高い品質管理と長年のノウハウが活かされています。床補強ボードの需要が高まる昨今、ピアノを安全に設置しつつ、振動や音の伝わり方にも配慮したい方におすすめのインシュレータです。

さらに、底面は特殊ジュータン張りでフローリングのキズ防止にも効果的。脱着式のシートを剥がすことで、フローリング上での滑りやすさも調整可能です。こうした細かい配慮が、設置環境に応じた柔軟な使い方を可能にしています。

これまでのインシュレータは、床補強ボードとの併用を前提とした設計が少なかったため、滑りやすさや耐震性に不安を感じる声も多くありました。ピアキャッチ・プラスはそうした課題を解決し、より安心してピアノを設置できる環境づくりに貢献しています。

このように、ピアキャッチ・プラスは単なるインシュレータとしてだけでなく、床補強ボードとの相性を考慮した新しい選択肢として注目されています。

ピアキャッチ・プラスの防振・耐震性能の秘密

ピアキャッチ・プラスが支持される大きな理由の一つに、優れた防振・耐震性能があります。ピアノのキャスターから床に伝わる振動は、階下への騒音や建物への影響を懸念する方にとって重要なポイントです。ピアキャッチ・プラスはその振動を強力に抑え、階下への振動音を減衰させる機能を備えています。

この効果は、特殊強化ゴムの弾力性と底面の滑り止め素材の組み合わせにより実現されています。ゴムの弾力が振動を吸収し、床補強ボードの上での滑り止めがピアノの安定性を高めることで、不要な共振を抑制。結果として、音質の向上にもつながるのです。

また、キャスター受けが深く設計されているため、ピアノが安定した状態で設置できるのもポイントです。これにより、ピアノを滑らせることができるため、設置後の掃除や配置換えが楽になるというメリットもあります。フローリングで使用する場合は、脱着式のシートを剥がすことで滑りやすさを調整可能です。

この防振・耐震性能は、特に床補強ボードと組み合わせた際に効果を発揮します。床補強ボード単体ではピアノの揺れを完全に抑えられないことも多いため、インシュレータとの併用が推奨されているのです。

さらに、ピアキャッチ・プラスは床面にゴムの色が移らない仕様となっており、見た目の美しさも維持できます。こうした細かい配慮が、長期間の使用における満足度を高めています。

防振・耐震の観点から見ると、ピアキャッチ・プラスは以下のような特徴があります。

• 特殊強化ゴムが振動を吸収し、音の共振を抑える
• 滑り止め素材が床補強ボード上での安定性を確保
• キャスター受けが深くピアノの傾きを防止
• フローリングのキズ防止に配慮した底面素材

これらのポイントを踏まえると、ピアノの設置環境を整えたい方にとって、ピアキャッチ・プラスは非常に魅力的な選択肢と言えるでしょう。

設置環境に合わせた使い方と注意点

ピアキャッチ・プラスは、床補強ボードや毛足の短いジュータンの上での使用に最適化されていますが、設置環境によっては注意が必要です。まず、キャスターのついていないピアノには使用できません。必ずキャスター付きのアップライトピアノに対応しています。

また、フローリングの床で使用する場合は、脱着式のシートを剥がしてから設置してください。シートを装着したままだと床を傷つける恐れがあるためです。逆に、床補強ボードの上で使用する時はシートを装着した状態が滑りにくくておすすめです。

畳や厚手の絨毯の上では滑らせることができないため、設置や移動の際には注意が必要です。ピアノを滑らせることができるのは、あくまで滑りの良いフローリングや床補強ボードの上に限られます。

さらに、ダブルキャスターのピアノには基本的に使用できません。ただし、小型のダブルキャスターの場合は対応可能なこともあるため、購入前に確認することをおすすめします。

海外製のピアノで底板が厚くキャスターが小さい機種の場合、インシュレータと底板が干渉し、ピアノが平行に設置できないケースもあります。こうした場合は、専門業者に相談し、適切な設置方法を検討してください。

設置作業は基本的に専門のピアノ運送業者に依頼することが推奨されています。自分で取り付けを行う場合は、安全に十分注意し、説明書をよく読んで作業を行ってください。なお、ピアノに合わないなどの理由による返品は受け付けていないため、購入前の確認が重要です。

設置時のポイントをまとめると以下の通りです。

• キャスター付きアップライトピアノ専用
• フローリングではシートを剥がして使用
• 床補強ボード上ではシート装着が滑り止めに効果的
• 畳や厚手の絨毯の上では滑らせることができない
• ダブルキャスターのピアノは基本的に非対応
• 設置は専門業者に依頼するのが安全

これらの条件を守ることで、ピアキャッチ・プラスの性能を最大限に活かし、安心してピアノを設置できます。

ピアキャッチ・プラスの素材と構造について

ピアキャッチ・プラスは、耐久性と機能性を両立するために、素材選びと構造設計にこだわっています。主な素材は特殊強化ゴムと鉄板で、これにより振動吸収と安定性のバランスを実現しています。

特殊強化ゴムは、一般的なゴムよりも耐久性が高く、長期間の使用でも劣化しにくいのが特徴です。このゴムがピアノのキャスターから伝わる振動を効果的に吸収し、床や階下への振動伝達を抑えます。

鉄板はゴムの中に組み込まれており、インシュレータ全体の剛性を高める役割を果たしています。これにより、ピアノの重量をしっかり支えつつ、キャスター受けの深さを確保。ピアノの安定性を高める構造になっています。

底面には滑り止め素材のAK-TAPEが貼られており、床補強ボードの上でも滑りにくくなっています。この滑り止め素材は、ピアキャッチ専用に加工されており、他のインシュレータには使用できません。

サイズは、底面の直径が約15cm、高さは約5cm、キャスター受けの深さは約3cm、直径は約6.5cmです。重量は1個あたり約650gで、4個セットでの販売となっています。

このような素材と構造の組み合わせにより、ピアキャッチ・プラスは耐久性と機能性を兼ね備えたインシュレータとして、多くのユーザーから支持されています。

また、底面の特殊ジュータン張りはフローリングのキズ防止に効果的で、見た目の美しさも保てる点が嬉しいポイントです。

ピアキャッチ・プラスの設置とメンテナンス方法

ピアキャッチ・プラスの設置は、基本的に専門のピアノ運送業者に依頼することが望ましいですが、ご自身で設置する場合もあります。その際は、安全に十分注意し、説明書の指示に従うことが重要です。

設置の際は、まずピアノのキャスターのサイズや形状がピアキャッチ・プラスに適合しているかを確認してください。合わない場合は無理に設置せず、専門家に相談しましょう。

床補強ボードの上に設置する場合は、脱着式の滑り止めシートが装着された状態で使用します。フローリングの場合はシートを剥がしてから設置してください。これにより、床のキズを防ぎつつ、ピアノの移動もスムーズに行えます。

設置後は、定期的にインシュレータの状態をチェックしましょう。ゴム部分の劣化や滑り止めシートの剥がれがないか、ピアノが安定しているかを確認することが大切です。

また、ピアノの移動や掃除の際は、無理に力を加えず、インシュレータのキャスター受け部分を活用して滑らせるようにしましょう。これにより、床やインシュレータの損傷を防げます。

もし滑り止めシートのみの交換が必要な場合は、過去にピアキャッチを購入した方に限り、販売店に問い合わせることで対応可能です。ただし、滑り止めシート単体の一般販売は行っていません。

設置とメンテナンスのポイントは以下の通りです。

• 専門業者への設置依頼が安心
• キャスターサイズの適合確認を必ず行う
• 床補強ボード上はシート装着、フローリングはシートを剥がす
• 定期的な状態チェックで安全を確保
• 移動時はキャスター受けを利用して滑らせる
• 滑り止めシートの交換は販売店に相談

これらを守ることで、ピアキャッチ・プラスを長く快適に使い続けられます。

よくある質問（FAQ）

ここでは、ピアキャッチ・プラスに関するよくある疑問や質問にお答えします。

質問	回答
ピアキャッチ・プラスはどんなピアノに使えますか？	キャスター付きのアップライトピアノ専用です。キャスターのないピアノやダブルキャスターのピアノには基本的に対応していません。
床補強ボードなしで使えますか？	床補強ボードなしでも使用可能ですが、耐震性能は床補強ボードと併用した場合に最大限発揮されます。
フローリングでの使用方法は？	脱着式の滑り止めシートを剥がしてから設置してください。シートを付けたままだと床を傷つける恐れがあります。
滑り止めシートだけ購入できますか？	一般販売はしていませんが、過去にピアキャッチを購入された方は販売店に問い合わせることで対応可能です。
ピアノの移動は簡単ですか？	フローリングでは滑りやすく、ピアノ背面のお掃除や移動が楽になります。ただし、畳や厚手の絨毯の上では滑りません。

まとめ：ピアキャッチ・プラスの魅力と選び方

アップライトピアノの設置において、床補強ボードと併用できるインシュレータは非常に重要な役割を果たします。ピアキャッチ・プラスは、特殊強化ゴムと滑り止め素材を組み合わせた設計で、振動を抑えつつ耐震性能を高めることができる優れた製品です。

特に、床補強ボードの上での使用を想定して作られているため、地震などの揺れによるピアノの滑りや傾きを防ぐことが期待できます。また、フローリングのキズ防止やピアノの移動のしやすさにも配慮されており、使い勝手の良さも魅力です。

設置の際は、キャスターの形状や設置環境をよく確認し、専門業者に依頼するのが安心です。定期的なメンテナンスや状態チェックも忘れずに行うことで、長く快適に使用できます。

ピアノの振動や設置環境に悩んでいる方にとって、ピアキャッチ・プラスは検討する価値のある選択肢と言えるでしょう。